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【導入事例】笠岡市民病院様 県境を越えて、いのちを育む。iCTGが可能にする新しい周産期医療連携のかたち。

笠岡市民病院(岡山県)

2023年12月、笠岡市で唯一のお産を扱う「西井ウイメンズクリニック」が閉院し、地域から産科の灯が消えるという深刻な事態が発生しました。
この危機を乗り越えようとする歴史的な挑戦を、当社の「分娩監視装置 iCTG」が技術面からサポートさせていただきました。
採用、誠にありがとうございました。

この事態を受けて、2025年7月、笠岡市民病院は7年ぶりに産科診療を再開します。
その鍵を握るのが、iCTGを活用した新しい医療連携です。妊婦健診は岡山県の笠岡市民病院、分娩は広島県の福山市民病院などが担う「産科セミオープンシステム」。この県境を越えた連携において、iCTGのクラウドシステム=Melodyi(メロディアイ)は、胎児の心拍数などの重要データを安価かつスムーズに共有するパイプラインの役割を果たします。これにより、妊婦さんは住み慣れた地域で健診を続けられます。

岡山大学病院の医師と福山市民病院の助産師が地域を越えて協力する、この画期的な取り組みの一助となれたことを、私たちは誇りに思います。

そして、この笠岡・福山のモデルは、特別な事例ではありません。産科医不足や施設の集約化は、日本全国が抱える共通の課題です。iCTGを活用した遠隔連携は、他の多くの地域でも応用可能な、持とう続可能な周産期医療への有効な一手です。

メロディ・インターナショナルは、これからもテクノロジーの力で地域医療をつなぎ、安心してお産ができる未来の実現に貢献してまいります。