【メディア】ドローンによる離島への医療品を投下実験
| メディア掲載
先日のドローンによる離島への医療品を投下実験。
産経新聞社さんが、テイクオフからランディングまでの動画をアップして下さっています。
臨場感に溢れています!
ドローンで医療品を離島へ輸送 香川 - YouTube
2015/09/16 に公開
「ドローン」などの小型無人機の空撮などを手がける香川県内の事業者4社は、飛行機型の「無人固定翼機」を使って同県観音寺市の離島に医療物資などを配送する実証実験を行った。
同市と事業者が進める「瀬戸内かもめプロジェクト」の一環で、無人機による危機管理、物資運搬、遠隔医療が目的。
同市と災害時における協力協定を結んでいる「空撮技研」、遠隔医療分野を研究する「メロディ・インターナショナル」、物資輸送の「KamomeAirプロジェクト」と「フジ・インバック」が参加した。
実験は、同市の有明グラウンドから約10キロに位置する伊吹島までを往復ルートに行われた。
無人機の中央下部分に医薬品に見立てた500グラムの物資を搭載して高度約130メートルの上空を時速70キロで島に向かった。島の学校のグラウンド上空に到達した無人機からは遠隔操作でパラシュート付きの物資がグラウンドに投下された。
ドローン商業化へ連携 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
◇香川大や事業者 試験飛行
小型無人機「ドローン」を活用する県内事業者や香川大は、医薬品などの物資輸送や防災の分野でドローンの商業化を目指すプロジェクトチームを結成した。産官学が連携し、ノウハウを結集して新たなビジネスモデルを構築したい考えだ。(児玉圭太)
チーム名は「瀬戸内かもめプロジェクト」。物資輸送を研究するKamomeAirプロジェクトや、空からの撮影を手がける空撮技研、遠隔医療を得意とするメロディ・インターナショナルなどが参加する。
15日は、観音寺市街で物資輸送と防災の2分野で試験飛行を実施した。
物資輸送では、Kamomeが1月、ヘリコプター型のドローンで離島への物資輸送実験を成功させており、今回は最高時速100キロと、2倍の速さで飛ぶ飛行機型を使用。同市街の沖約10キロに浮かぶ伊吹島まで飛び、重さ約2キロの積み荷を島内に投下した。
国が進めるドローンの法規制の動きにもよるが、今後は医薬品や血清、自動体外式除細動器(AED)の輸送を想定しており、Kamome代表の小野正人さん(37)は「来年4月にもサービスを始めたい」と話す。
防災では、災害で有毒ガスが発生し、上空から現場を確認するという想定で行った。空撮技研のヘリコプター型に、香川大工学部の石丸伊知郎教授の研究室が開発した重さ約1・7キロの特殊な分光器を搭載。赤外線を利用して撮影した画像からは、空気中のガスの成分や地表の物質が判別できるといい、人が立ち入れない災害現場などで活用が見込める。
プロジェクトではほかに、上空から得た作物の情報を収量増加や農作業の効率化に生かしたり、海上から赤潮の発生を見つけて魚介類への被害を防いだりする事業を想定する。今後、あらゆる分野の事業者にも参加を呼びかけ、ビジネスモデルの構築を模索していくという。