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長野県伊那市のモバイルクリニック事業に採用されました


「モバイル分娩監視装置iCTG」が長野県伊那市のモバイルクリニック事業に採用されました
プレスリリースを発信いたしました!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000038603.html

◪長野県伊那市の【モバイルクリニック事業】
長野県伊那市で推進している「モバイルクリニック事業」とは、オンライン診療のための専用車両である「INAヘルスモビリティ」が、看護師と一緒に通院困難な妊婦さんや高齢者等の自宅付近へ出向いて、車内でビデオ通話を使用したオンライン診療等を行う新しい医療提供の形態です。
現時点で内科・産科クリニック・薬局を含む10の医療機関が本事業に参画しており、この度、メロディの「モバイル分娩監視装置iCTG」を含む3種類の医療機器が新たに導入されました。


▶長野県伊那市で推進しているモバイルクリニック 「INAヘルスモビリティ」


◪「モバイル分娩監視装置iCTG」を用いたモバイルクリニックの運用
「モバイル分娩監視装置iCTG」は、2つのコードレストランスデューサを使用して、妊婦さんのお腹の張りと赤ちゃんの心拍数や心音を確認するための医療機器です。計測データはクラウドサーバにリアルタイムで送信され、医師が閲覧用タブレットやスマートフォンを使用して胎児心拍数と母体陣痛のグラフを確認し、いつでもどこでも母子の健康状態を診断することができます。

伊那市は令和4年7月から、「INAヘルスモビリティ」にモバイルエコーを搭載し、産前・産後健診を実施しており、この度の「モバイル分娩監視装置iCTG」の搭載により、モバイルクリニックで36週目以降の妊婦さんへの妊婦健診が可能となりました。「INAヘルスモビリティ」に看護師が同乗し、妊婦さんの自宅付近まで赴き、「モバイル分娩監視装置iCTG」によるモニタリングを行います。計測データはサーバー上に23年間保存され、妊婦健診後も医師はデータを閲覧することができます。
参画医療機関の「菜の花マタニティクリニック」有賀外来師長の発表によると、令和4年7月時点で4件だった妊産褥健診は、令和5年6月時点では22件に増加しました。モバイル健診を受診した妊産褥婦へのアンケートの結果では、自宅からクリニックまでの往復時間を短縮でき満足だ、今後もモバイルクリニックによる妊婦健診を利用したいという回答が得られました。本事業により、妊婦さんの通院の負担を軽減し、家族の付き添いにより妊婦さん自身もストレスがない状況で妊婦健診を受診することができます。「モバイル分娩監視装置iCTG」は、胎児心拍計から胎児の心音が聞こえてきますので、家族も一緒に心音を確認することができます。


▶「モバイル分娩監視装置iCTG」報道発表にて


メロディの「モバイル分娩監視装置iCTG」は、全国に先駆けて実証実験を開始した長野県伊那市と、複数の離島で構成されている長崎県五島市で令和5年1月から実施しているモバイルクリニック事業に採用されています。

◪伊那市白鳥市長による評価と今後の運用への期待
伊那市は、自然豊かな環境の中で、子どもを「産み育てやすい環境づくり」のために、出産から子育てまで様々な形でサポートをしています。安心の子育て環境と切れ目のない子育てサポートにより、移住定住にも力を入れており、「モバイル分娩監視装置iCTG」のモバイルクリニックへの搭載は、産み育てやすい環境づくりのため大きな一歩となり、伊那市の白鳥孝市長は、画期的な医療機器の搭載によりモバイルクリニックによる妊婦健診ができるようになったと評価し、今後の運用にも期待を寄せています。このように自治体と病院が連携して、メロディの「モバイル分娩監視装置iCTG」を導入し、地域周産期連携システムの構築を進める自治体が広がりつつあり、メロディは今後も、「モバイル分娩監視装置iCTG」により新しい周産期医療のかたちをサポートします。