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【プレスリリース】分娩監視セントラルシステム Central i(セントラルアイ)を発売開始

【新製品】地域で妊婦を見守る仕組みをサポート~分娩監視セントラルシステム Central i(セントラルアイ)を発売開始

◪ 「Central i」の特徴

・産婦さんの状態を「いつでも・どこでも」見守ります
 従来の「分娩監視装置iCTG(以下「iCTG」)」のリモート閲覧には、1. 専用App「iCTG Viewer」による閲覧、2. ウェブブラウザーを使った閲覧、3. E-mailのリンクからの閲覧、と手軽なリアルタイムモニタリング機能を提供してきました。しかしながら。「複数画面を一覧でモニターしたい」「リモート閲覧でアラームを聴きたい」との声があり、この度新たに母体胎児集中監視システムとして「分娩監視セントラルシステム Central i(以下「Central i」)」をリリースいたしました。「Central i」は、セントラルモニタ用プログラムとして、医療機器の認証を取得し、医療の産科医療の現場を支えるスマートなプログラム医療機器です。

病室や外来そして連携クリニックや在宅から送られてくる複数台の「iCTG」のデータをクラウドサーバー経由で病院内の「Central i」にて一括してモニタリングが可能となります。

・オンプレミス(院内設置)タイプでの運用も可能
 「iCTG」の在宅やリモートでの運用が不要で、院内だけでのネットワークで使用される場合は、オンプレミスサーバーでの運用も可能です。院内Wi-Fiネットワークが使用出来ますので、新たに有線ネットワーク工事をしなくても、比較的簡単に導入が可能です。

・プログラム医療機器なので導入が簡単
 従来のように、病院内に大型のサーバーを設置してネットワーク工事をする必要が無く、インターネットに繋がる環境さえあれば、すぐに運用を開始出来ます※。「ネットワークの端子が来ていない病室では計測ができない」「院内の配線工事にお金がかかる」という声に応えて、院内Wi-Fiやモバイルネットワークによる接続で、計測する場所や閲覧する環境を選びません。ノートPCや大型モニターを繋いだデスクトップPCで、ウェブブラウザーからCTGグラフを集中監視が可能となります。
※クラウドタイプの場合

・アラーム機能搭載(JIS規格準拠)
 最新のJIS規格に準拠したアラームを「Central i」のリモートモニター側で鳴らすことができます。オプションで、回転灯を設置することで、アラームを見逃さない運用が可能となります。「音量が小さい」と気になる方は、外付けのスピーカーを接続するなど、決まったハードウェア構成にしばられないことも、プログラム医療機器のメリットです。



・同時に閲覧できるグラフ数・表示方法は自由にカスタマイズが可能
分割画面をクリックすると別のタブで全画面に拡大されます。同時監視する最大数で画面分割しておけば、データが入ってきた順に画面を分割したり、並列に並べてスクロールしながら見ることも可能です。



・計測終了後の過去データも簡単表示
計測終了後のデータは、画面下部に格納され、いつでも呼び出すことが出来ます。タップすれば、新しいタブとして全面に拡大されて、スムーズにスクロールしながら見ることが可能です。



・様々な場所でタブレットひとつで閲覧可能 設置・持ち運びも簡単
タブレット端末から閲覧することができます。専用のモニターを設置する必要がないので工事が不要となる上に、持ち運ぶことも簡単で、運用の幅が拡がります。



・看護記録・SOAPの登録・編集をグラフのタイムライン上に記入・閲覧可能
患者ごとに看護記録やSOAPを記入することができます。記入した看護記録・SOAPはタイムライン上のグラフや個別表示したグラフの下部に表示されます。



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販売名:分娩監視セントラルシステムCentral i
医療機器認証番号:305AFBZX00102000
一般的名称:38470012 セントラルモニタ用プログラム
クラス分類:クラスⅡ
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◪ 開発の背景

・産科施設数の減少と医師の働き方改革
 近年、産科医の不足、産科施設の減少は深刻な社会課題となっています。「○×市民病院が分娩を休止」「地域から産む場所がなくなる」など、全国各地で枚挙にいとまがありません。地域のお産を維持することが難しくなりお産空白地域が日本中で生まれています。

 メロディ・インターナショナル株式会社は、遠隔胎児モニターである分娩監視装置iCTG(以下「iCTG」)を開発することで、これらの問題の解決に取り組んで参りました。海外、取り分け開発途上国では、産婦人科医の人数が極端に少ない国が多く存在し、都心部と農村部などで大きな医療格差が生まれている現状があり、適切な診断による搬送が成されずに母子が命を失うことが少なくありません。そこで、遠隔の医師が「iCTG」を使って適切な診断をすることで、早めの処置が可能となります。これまで、タイやブータンを始め多くの国で、周産期死亡率の低減のプロジェクトを実施してきました。

一方で、日本国内における出産環境の悪化は、遠隔胎児モニタリングだけではカバー出来ない課題も見えて参りました。多忙を極める産科医が、様々な環境にいる妊婦を監視することは現実的に難しく、かえって医師一人あたりの負担が増加するという課題も見られました。

・妊婦さんを「地域で見守る」というコンセプト=「地域連携システム」をより手軽に
 お産は一人のかかりつけ医だけや、地域のクリニックだけで成り立つものではありません。高齢出産の増加などによりリスク妊娠が増えており、適切なタイミングでの周産期センターへの搬送など、実際はこれまでも地域全体で支えられてきました。しかしながら、胎児モニタリングのデータは、病院毎に印刷された紙などのアナログで管理され、病院間のデータ連係が難しい状態でした。また、上位病院へ搬送中の救急車の中では、もっとも胎児の状態をモニタリングする必要があるにもかかわらず、これまではその手段がありませんでした。
 「Central i」は、従来のセントラルモニタでは実現が難しかった、病院間や病院とクリニック、妊婦の自宅、そして救急搬送中の救急車からなど、あらゆる場所のデータ連携し、院内にて集中監視できるシステムとして開発されました。これにより、クリニックや病院の医師、助産師らが同じデジタルデータを共有しながら、地域全体で妊婦を見守る仕組みをサポートしたいと考えています。



・石川県「遠隔分娩監視システム」が能登半島震災で果たした役割
石川県では2023年10月に、病院やクリニックと石川県立中央病院をネットワークで繋ぐ、救急搬送時の遠隔分娩監視システムが導入されました。2021年6月に市立輪島病院で出産直後の赤ちゃんが死亡した件を受けて、自治体と病院が一体となって「赤ちゃん協議会」を立ち上げて、地域のお産をとりまく環境が協議されました。その結果、メロディ・インターナショナル株式会社の「iCTG」と遠隔分娩監視システムの導入が決定し、2023年の10月に馳知事により記者会見がなされ、運用が始まりました。



2024年1月1日、能登半島地震が発生し、七尾市の恵寿総合病院では産科病棟が被災し、一時お産が出来ない状態となりましたが、医師らの尽力により、すぐに手術室を臨時で分娩室として、10月に導入された「iCTG」を使って1月2日から分娩が行われました。ここでは、モバイルタイプで電源を必要としない「iCTG」の有効性が発揮されました。「iCTG」は、救急搬送中や避難所での胎児モニタリングが可能で、災害時に大きな威力を発揮します。