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お知らせ

資金調達のお知らせ

資金調達 に関して、プレスリリース 致しました。

「地域の産科医不足を遠隔医療でサポートするメロディ・インターナショナルが京都iCAPなどから総額1.1億円の資金調達を実施」
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/38603

今回は、リードインベスターである京都イノベーションキャピタル株式会社は、京都大学以外の国立大学向けのファンドとして、香川大学発ベンチャーであるメロディへの追加出資となります。また、東海東京インベストメント株式会社、いよぎんキャピタル株式会社、株式会社QRインベストメントは、地域のお産を支えていく地域連携のシステム導入を進めるメロディとして、各地域との結びつきを強める大きな契機となります。引き続き、資金調達のフェーズは続けており、より事業を加速し、1人でも多くの医療従事者と妊婦さんにサービスが届くように、皆様のお力を借りたいと思います。

【増資により目指すもの】

 離島や医療過疎地の多い瀬戸内海・香川県に位置するメロディ・インターナショナル株式会社(以下「メロディ」)は「世界中のお母さんに安心・安全な出産を」をミッションとし、医療機器や遠隔医療サービスにかかわるプラットフォームの製造、開発および販売を行っています。

 世界では、毎年1億4千万人の出産があるにもかかわらず、その内200万人の赤ちゃんが出産時に命を落としており(UNICEF等)、圧倒的な医師不足と医療資源の偏在がいわゆるグローバルサウス共通の課題となっています。

 また、日本国内では、多くの地域で産科医不足・産科施設の減少による出産環境の空白化が顕著となっています。産科医の後継者不足、医師の働き方改革を背景に、産科施設の集約化が進む中で、地域全体で妊婦を見守るチーム医療、多職種連携が求められています。

 これらの課題を解決するために、メロディはモバイル胎児モニター「分娩監視装置iCTG」を開発し、遠隔医療プラットフォーム「Melodyi」により、胎児の健康状態を医師、妊婦がいつでも、どこにいても知ることができる遠隔医療の仕組みを提供してきました。現在、国内130以上の病院に導入、世界ではタイやブータンをはじめとする多くの国に導入することで、医療従事者と妊婦さんをサポートしています。

 今回の調達資金により、これまでの取り組みを更に進めると共に、国内外での機器、システムの導入を推進していく予定です。主には国内と海外それぞれ以下の事業を加速して参ります。

・国内:周産期の地域連携システムの積極的導入→産科施設不足を地域で見守る仕組みの提供
 →広域セントラルモニター「Central i」の医療機器認証と導入促進
 →営業体制の強化と販売会社との連携強化およびプロモーションの充実
   :クリニック、助産院への導入推進に向けた営業体制強化、プロモーションの推進

・海外:海外販売の拡大と海外ロジスティクスの充実
 →海外での医療機器登録国の拡大とCEマーキング取得準備
 →海外ディストリビューターとの契約件数増加
 →海外向けのモデル開発・量産とクラウドシステムの開発

以上の取り組みにより、国内外の周産期医療における遠隔医療の普及、医療格差の解消に努めて参ります。


【出資者一覧】
・イノベーション京都 2021投資事業有限責任組合/無限責任組合員 京都大学イノベーションキャピタル株式会社((本社:京都府京都市 代表取締役 楠美 公)
・東海東京インキュベーション2号投資事業有限責任組合/無限責任組合員 東海東京インベストメント株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役 寺門 一彦)
・いよベンチャーファンド7号投資事業有限責任組合/無限責任組合員 いよぎんキャピタル株式会社(本社:愛媛県松山市 代表取締役社長 濱口 俊樹)
・QR2号ファンド投資事業有限責任組合/無限責任組合員 株式会社QRインベストメント(本社:石川県金沢市 代表取締役 浜野 文雄)

 リードインベスターである京都イノベーションキャピタル株式会社は、京都大学以外の国立大学向けのファンドとして、香川大学発ベンチャーであるメロディへの追加出資となります。また、東海東京インベストメント株式会社、いよぎんキャピタル株式会社、株式会社QRインベストメントは、地域のお産を支えていく地域連携のシステム導入を進めるメロディとして、各地域との結びつきを強める大きな契機となります。



【メロディのサービスに関して】
・モバイル胎児モニター「分娩監視装置iCTG」
 胎児の⼼拍と妊婦さんのお腹の張りを、病院や⾃宅などで測ることが出来るワイヤレスの分娩監視装置です。妊婦さんのお腹にセンサーをあてて計測すると、Bluetooth接続でタブレットのアプリケーション内に結果が表⽰され、医師が赤ちゃんの健康状態の診断に活⽤することが出来ます。データはインターネット経由でクラウドサーバーにアップされ、どこでもいつでもリアルタイムに閲覧でき、長期間アーカイブされる仕組みで、煩わしい紙でのデータ管理が不要となります。

・周産期遠隔医療プラットフォーム「Melody  i(メロディ・アイ)」
 「Melody i」は、計測した結果を自動的にクラウドサーバー経由で医師に送信でき、医師はどこにいても遠隔から診断やアドバイスすることができる、医療従事者同士と妊婦さんを繋ぐコミュニケーションプラットフォームです。妊婦さんと医師との連携だけでなく、クリニックから周産期センターへのデータ連携や、母体搬送中のデータをリアルタイムに共有することが可能です。また、地域の医療機関を広域でネットワーク化することで、院内での連携のみならず地域全体でお産を見守ることが可能となります。

 これらの「分娩監視装置iCTG」&「Melodyi」の活⽤により、遠隔で胎児の健康状態や分娩のタイミングがモニター可能となり、医師・助産師や妊婦さんがより安⼼・安全に出産にのぞめる環境をサポートできます。