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お知らせ

チェンマイの7病院にプチモバイルCTGを納入しました


JJICA草の根プロジェクトにて、タイ北部のチェンマイ県の6病院+チェンマイ大学にプチモバイルCTGを導入してきました。
先ずは中核病院であるナコンピン病院に導入して、各地の病院から集まってきた担当者に説明を行いました。



タイのモデルは、多忙な医師と助産師のコミュニケーションを円滑にするために、タイで広く普及しているLINEをコミュニケーションシステムに組み込み、データ参照や診断依頼先のマネージメントが出来る仕組みを構築しました。これは、チェンマイ大学での3年間の運用を経て、共に創り上げてきたアイデアです。SNSプラットフォームと医療データが共存するという、日本では考えられないような仕組みですが、日々進化している新興国では意思決定のスピードやテクノロジーの採用スピード感覚が日本とは桁違いです。


導入チームは翌日より2日かけて、二手に分かれて、ハンドン病院、サンパトン病院、サンサイ病院、ジョントン病院、ファン病院に、プチモバイルCTGの導入・説明をおこないました。
これらの病院は、産婦人科医のいる医療施設で、CTGデバイスの扱いやCTGグラフによる診断に慣れている病院です。
今後、半年程度かけて、チェンマイ県の残りの19すべての公立病院に導入予定です。その中には産婦人科医のいない1次医療施設もあり、タイと日本国内における研修事業も実施し、確実にデバイスが運用されるシステムを構築して行きます。それにより、チェンマイ全域をカバーする周産期遠隔診療ネットワークが完成します。
日本の周産期医療の高いノウハウと、ICT技術が融合して、タイのルーラルエリアで世界最先端の周産期医療ネットワークが稼働し始めます!