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東南アジアでの「Melody i(周産期遠隔医療プラットフォーム)」クラウドサーバ運用開始しました


東南アジアでの「Melody i(周産期遠隔医療プラットフォーム)」クラウドサーバ運用開始。
Microsoft Azureを活用して、東南アジアに向けた妊産婦への遠隔医療プラットフォームサービスを本格化

詳しくは以下のプレスリリースをご覧下さい。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000038603.html

IoT胎児モニターを開発し国内外で展開しているメロディ・インターナショナル株式会社(⾹川県⾼松市:代表取締役 尾形優⼦)は、東南アジアリージョンのクラウドサーバを開設し、第1弾としてタイ・チェンマイの周産期サーバをクラウドに移行して運用を開始しました。

【東南アジアでの「Melody i」サービスの提供を開始】
既にタイ、カンボジアやミャンマーなどで、導入されている分の分娩監視装置iCTGは、日本のMicrosoft Azureサーバや、チェンマイ大学のオンプレミス周産期サーバで運用されていました。そしてこの度、よりシームレスでフレキシブルなサービスを提供するため、東南アジア・リージョンのMicrosoft Azureサーバの運用を開始しました。
チェンマイ大学に設置されたオンプレミスサーバは、オンラインでのサポートに限界があることと、タイの民間病院や周辺国の医療データ等を保存出来ないため、日本のサーバを利用する場合が多くありました。しかし、医療データは、国によって運用基準が設けられている場合もあり、日本国内のサーバを使ったサービスの提供が難しい場合もあります。そこで、その様な課題をクリアするために、東南アジアリージョンのサーバにて「周産期遠隔医療プラットフォーム Melody i」サービスを開始しました。今回のクラウドサーバ運用開始で、2021年1月のタイFDAライセンス取得とあわせて、今後タイを中心として周辺国の医療機関への導入を加速いたします。



第一弾として、これまでチェンマイ大学のオンプレミス周産期サーバで運用されていた妊婦さんと胎児の医療データを、クラウド運用に移行した。これにより、地域での導入コスト、維持費を抑えると共に、よりきめ細かいサービスやメンテナンスが可能となります。チェンマイ地区では、25ある公立病院の全てに分娩監視装置iCTGが導入され、産婦人科医が常駐しない16の医療機関から、産婦人科医のいる病院とデータを共有することで、1次医療機関から3次医療機関をつなぐネットワークを構築しています。データの共有には、メールとSNS(LINE)と連携した、チェンマイ独自のシステムで、世界で最も進んだICTリファラルネットワークとなっています。

【更なる国内・海外での普及】
現在「分娩監視装置iCTG」と「周産期遠隔医療プラットフォームMelody i」は、国内で約70の医療機関、海外では7ヶ国で約90の医療機関に導入されています。現在利用しているMicrosoft Azureのクラウドサーバは、医療機関の情報システムにおいてクラウドサービスを利用するために満たすべきセキュリティ要件を示した厚生労働省、総務省、経済産業省の3省庁ガイドラインをクリアしており、国内で培った医療データの運用ノウハウは海外でも活用されます。
今回の、東南アジアリージョンのクラウドサービス開始を呼び水に、更なる海外での導入を進めていきます。また、今後は中東のドバイなど、複数のリージョンにてクラウドサーバの運用を開始していく予定です。
「世界中のお母さんに安心・安全な出産を」
この目的の実現するため、今後とも新しい取り組みを続けて参ります。